個人の創造性を保護しようという法律でありながら、創造性と個人に最も欠け、それゆえ幻想と紛争と笑いの宝庫とならざるを得ない法律=著作権法について、21世紀に存在する希望があるとしたらそれは何かを探究する場です。

同時に、著作権法に限らず、実は「幻想と紛争と笑いの宝庫」を本質とする伝統的な法律の素性について明らかにし、共同体の掟を越えた普遍的な世界法への道を探究する場です。

HPの精神は、アンチ微分・積分
微分・積分ほど世に意味不明な学問はないと言われ、そこで微分・積分=「分かった積(つも)りになる。微(かす)かに分かる」と悪口を叩かれています。このHPは、まさにその反対をめざしたい。

著作権事件等の公式サイト(2005年以後)

禁断の科学裁判−−新潟県遺伝子組み換えイネ野外裁判差止裁判−−(2005.6〜)

模写裁判−−民事冤罪事件:それでもボクはコピーやっていない−−(2007.1〜)

イラストレーターやまざきあいこVS新座市長須田健治 −−イラスト無断使用著作権侵害事件−−(2008.9〜)

ボランティア佐野安VS観光協会元会長・久喜市長田中暄二ほか −−久喜市提灯祭りの写真著作権事件−−(2009.1〜)

鄭義信VS新宿梁山泊 −−戯曲「それからの夏」「人魚伝説」著作権侵害事件−−(2008.1〜)

脚本家荒井晴彦 外1名 VS 小説家絲山秋子 −−「やわらかい生活」裁判−−(2009.7〜)

槌田 敦 VS 日本気象学会 −−損害賠償請求事件−−(2009.5〜)

実験ノート情報公開裁判−−みんなでひらこう実験データの開示−−(2012.6〜)

柳田辰雄VS東京大学−−学問の自由侵害裁判−−(2016.6〜)

著作権のコモン・センス 著作権実務
最も意味不明な法律である著作権法の正体を、市民(クリエーター・アーティスト・ユーザ)の立場からアンチ微分・積分的に解明しようとしたもの。 これまで私自身が担当した著作権に関する裁判その他の事件の経験をまとめたもの。
(11.6./04)
著作権のアソシエーション 非法律的法律
クリエーター・アーティストが、作りたい作品を作り続け、それを望むユーザに送り届けるためのアソシエーションの模索・実行を紹介。 共同体の掟にすぎない法律を批判し、普遍性をもった世界法としての法律の構築を探究する場。
世界市民 リンク
自分の理性をパブリックな目的のために使用する勇気を持つニンゲン=世界市民のことを考える場。 オルタナティブなアソシエーションの リンク集。
我が輩は蛙である(準備中) 裸の法律
蛙の眼で観た「法律の世界」に対するエッセイ。 権力のひとつである法律もまた、己の立場を主張するためには、あらかじめ自ら正当性の根拠を証明しておかなければならない。その証明がない限り、それはただのゴミである。このような法律の存在根拠を検証するための場。
日本人権侵害精神分析(準備中) 非法律家的法律家
個人の主体性が出てこないニホン的な共同体の中で、紛争において露骨に現われるニホン的なるものを、人権侵害の面から分析しようとするもの。 共同体の一員にとどまる法律家を批判し、普遍性をもった世界市民としての法律家の構築を探究する場。
プライベイト・略歴 履歴
経歴など個人的情報。 What's newの履歴と、HPのこれまでの歴史。


 HPの見方 
上段の 著作権のコモン・センス、著作権実務、著作権のアソシエーション‥‥ がホームページの大見出しです。これらをクリックすると、各大見出しごとに、さらに細かい中見出し側に表示されます。
これらの中見出しをクリックすると、その内容が中央の本文に表示されます。
たとえば、上段の「著作権のコモン・センス」→左側の「著作権法の見直し」→中央本文にこれに関する各文書の表題が展示されるとういう具合です。

 What's new 
11.6/04 著作権とは何か

翻案の場合の法律関係はどういうものか(1.08/04)

「或る先行の著作物を元に翻案した場合に、新たに作成された翻案物の法律関係はどのように考えたらいいか」について、多くの人(とくにプログラマー関係者)に素朴な誤解があるので、これを解説したもの。
2.20/04 イラストの大量・リピート無断使用の著作権侵害事件を提訴
  「村川Vサンヨーテクニカ」事件(東京地裁)

知(著作権)は誰のものか?(2.16/04)

 著作権侵害事件を提訴するに当たって、事件の概要、その意義について記者発表した文章。

訴状(1.23/04)


原告自身の陳述書(1.24/04)

8.24/03 「新橋玉木屋」事件一審(東京地裁)(百9)

一審判決(9.28/99)

弁論終結(結審)より2ヶ月ちょっとで判決言渡し。内容は、謝罪広告の点を除けば、原告の言い分を全面的に認めたもの。

原告準備書面(5)(7.15/99)

原告の第6回目の準備書面であり、この日をもって弁論が終結(結審)。本書面は、依拠性の立証方法について、原告の見解(それが既に十分尽くされていること)を述べたもの。

原告準備書面(4)(7.9/99)

原告の第5回目の準備書面。本書面は、主に、裁判所の最終段階における質問(依拠性の要件について)に対し、回答を述べたもの。その際、とにかく、テキパキと判決を出してもらいたいと繰り返し要求。

原告準備書面(3)(6.11/99)

原告の第4回目の準備書面。本書面は、主に、被告の質問に対する回答を述べたもの。

原告最終準備書面(5.17/99)

原告の第3回目の準備書面。被告の作戦が審理の引き伸ばしにあり、裁判所もそれに乗せられ気味だったので、原告から、「これが我々の最後通諜である、裁判所もさっさとケリをつけてもらいたい」というメッセージを込めて、「最終準備書面」なるものを作って、提出したもの。ここでは、なおかつ絵画における創作性(個性の発揮の有り様)とは何かについて、原理的な考察を検討したもの。

原告準備書面(2)(4.21/99)

原告の第2回目の準備書面。損害の理由付けについて補強したもの。

原告準備書面(1)(12.17/98)

原告の第1回目の準備書面。この時点で訴え提起から既に半年が経過している。それは、ひとえに、交渉段階で被告代理人を務めた弁護士が、鼻くそのような答弁書だけ書いて、さっさと辞任してしまい、その後、被告の後任の代理人がなかなか見つからなかったため。

原告自身の陳述書(6.22/98)

原告自身が書いた本件紛争に関する書面。


判決

一審判決(7.28/94)大河ドラマ「春の波涛」事件(名古屋地裁)(百74)

訴え提起より9年目にして出た判決。中身は被告の完全勝利(3つの請求に対して、3勝)。

最高裁判決(6.28/01)ドキュメンタリー「江差追分」V「北の波涛」事件(最高裁)(百73)

二審判決を覆し、上告人の請求を全面的に認めた逆転勝訴判決。

一審判決(8.30/99)「ときめきメモリアル・アダルトビデオ無断作成販売」事件(東京地裁)(百76)

内容は、謝罪広告と損害賠償の額の点を除いて、原告の言い分を全面的に認めた。被告は控訴せず、判決はこのまま確定。

一審判決(11.27/98)「壁の世紀」事件(東京地裁)(百5)

本件は、歴史史料の翻訳・要約をめぐる著作権侵害が真正面から争われた事件の判決。複数の該当箇所に関する著作権について、判決は一部認容し、一部棄却。

8.22/03 HP内の全情報について、キーワードによる全文検索ができるようにしました。これは、プログラムに強いKossさん(http://www.j-boxer.org/)と向笠さん(http://www.apaid.org/)のAID(助力)により初めて可能になったものです。おふたりのAIDに感謝申し上げます。

メニュー参照。

市民の起業のために――起業における資金調達手段の検討――

レジメ:起業における資金調達手段の検討(総論1)

  起業フリースクール「ネスト」第4回公開講座のレジメ

7.10/03

漫画「タイガーマスク」無断続編作成事件(仮処分事件)(東京地裁)

債権者準備書面(5)(5.23/94)

第一線で活躍中の漫画家の人たちから本件に関するアンケートを書いてもらい、そこから創作者の「無意識の確信」というものを抽出し、これに、今まで主張してきた翻案権侵害の理論とを総合した最終準備書面

債権者準備書面(4)(11.18/93)

本件が、今まで誰も正面から議論をしてこなかった「内面形式としてのキャラクタ−」が問われる難問であり、この目に見えない内面形式の把握に伴う固有の困難さについて論じた書面

債権者準備書面(3)(11.16/93)

「タイガーマスク」のキャラクターには創作性がないという債務者の反論に対する再反論と翻案権侵害の根本趣旨について論じた書面。

債権者準備書面(2)(10.6/93)

「タイガーマスク」のキャラクターの画期性及び債務者らの本件続編作成行為の異常性について一言言及した書面

仮処分申立書(5.23/93)

東京地方裁判所に、無断続編の制作・掲載中止を求めて、仮処分の申立をしたときの書面

通告書2(4.27/93)

訴訟を提起する前に、相手方(掲載をした新聞社)に、無断続編の制作・掲載を即刻中止するように求めた通告書。

通告書1(4.27/93)

訴訟を提起する前に、相手方(企画・プロデュースをした会社)に、無断続編の制作・掲載を即刻中止するように求めた通告書。

7.7/03

出版社批評空間社の起業の具体的内容2

批評空間社の設立手続でのやり取り1(00年3月20日〜5月16日)

批評空間社の設立手続でのやり取り2(00年5月17日〜6月1日)

批評空間社の設立手続でのやり取り3(00年8月3日〜12月30日)

批評空間社の設立手続でのやり取り4(01年1月29日〜7月11日)

批評空間社の設立手続を担当した内藤裕治氏と柳原敏夫との間で、設立手続きをめぐってメールでやり取りをした記録

出版社批評空間社の起業の具体的内容1

投資事業有限責任組合の設立の手順

投資事業有限責任組合の設立手続のポイント・苦労について

株式会社批評空間の設立の手順

株式会社の設立手続のポイント・苦労について

設立全般に関するQ&A

 批評空間社の設立の実際を書面を添付しながら詳述したもの。

市民の起業のために――出版社批評空間社の起業の検討2――

レジメ:出版社などの起業者にとっての流通

  起業フリースクール「ネスト」第3回公開講座のレジメ

6.29/03 「ときめきメモリアル・メモリーカード」事件控訴審(大阪高裁)(百58)

高裁判決(4.27/99)

デジタル著作物をめぐる新しいタイプの改変の問題について、一審判決を覆し、控訴人の主張をほぼ全面的に認めた判決。

控訴人準備書面(5)(最終準備書面)(11.30/98)

デジタル著作物をめぐる新しいタイプの改変の問題について、本件で登場したあらゆる問題を検討した集大成的な書面。

漫画「タイガーマスク」無断続編作成事件(仮処分事件)(東京地裁)

債権者準備書面1(9.6/93)

いかなる場合にキャラクターの翻案権侵害が成立するかについて、本格的に論じた書面

6.9/03 いちいち紹介しませんが、とりあえず2002年12月13日以降に書かれたものをアップ。