オルタナティブなアソシエーションの森


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 今、社会の様々な分野で、従来のシステムとは違う、オルタナティブなシステムの立ち上げが進行しています。

ここは、そうしたオルタナティブな取り組みをしている(とくに、余り知られていないが、しかし価値のある活動をコツコツ積み重ねている)団体・アソシエーションのHPを紹介します。


11.12/01

1、インディーズ・生産協同組合

批評空間社(出版社・設立2001年2月。2003年解散)

批評空間社と何か?−−私にとって、これは、自分の仕事の中で、(僅かながら認められるかもしれない)創造的、或いは知的な部分全てにとって、その源泉となったもの。

プライエイド・レコード(レコード会社・設立1998年5月

私にとって、この組識は、名実共に「インディーズの、インディーズによる、インディーズのための組識」たらんとした初めてのものです。その意味で、ここは、風車に突撃するドン・キホーテのような、従って「よそ者とバカ者と若者」だけがなし得るような試みをしているところ。

DJ / DJ−BB(映像制作会社)


2、権利者団体

MPN(=Music People's Nest)(演奏家権利処理合同機構)

実演家の権利擁護のために、8つの演奏家団体の合同によって実現した権利者団体です。伝統的な権利者団体と異なり、権利の行使のために、実演家自らがそれに必要な権利情報システム「スパイダー・システム」を構築し、データベース構築を目指そうとする主体性重視の団体。
その詳細については、東京新聞
2001年10月26日朝刊のテレビ&芸能の特集記事を参照。


3、遺伝子組替え食品問題

遺伝子組み換え情報室(2001年10月25日HP公開)

名古屋大学分子生物学の河田昌東氏を代表とする環境保護団体で、遺伝子組換食品の安全性について、最も精力的に取り組んでいる団体の一つ。
私も、この団体から、種子会社が政府に提出した安全性確認申請書の閲覧をめぐって、情報公開と著作権の衝突という問題が生じ、その相談を受けたことから、この団体の活動に少しですが、関わることになりました。その一端は、→レポート「遺伝子組み換え作物の安全性確認申請書の問題点発表」(00.09.13)を参照。

4、フリースクール

ニュースクール(2001年11月1日NPO法人スタート)

大阪教育大学(当時)の山住勝広さんを代表とする、初等中等教育段階の子どもを対象にした、大学生、大学院生や社会人のボランティアをコーディネートして、子どもと大人が協働する新しいタイプのフリースクール。
「情報や知識を蓄えること」ではなく、「多種多様な情報や認識や経験を、境界をこえて出会わせ、結び繋ぎあわせ、再活性化させ総合化していくことで、未知のものへの創造的なチャレンジを孵化させること」を目指し、それを実現するような「新しい学習活動のモデルを企画」しようとして、「学校でも、家庭でもない、また、公教育でも、営利企業でもない、第三のオルタナティブであるような、社会的学習活動の場」として、スタートしようとするもの