遺伝子組み換え作物の安全性確認申請書は、本当に科学的か??
日本で遺伝子組み換え作物が認可され、輸入されるようになって4年。当初より開発企業や政府は、「遺伝子組み換え作物は、農薬量を減らし、収穫量も増え、人類の食料危機を救う」と豪語してきましたが、最近になって「収穫量は減り、農薬量も増える」という実態が暴露されました。
今や、生態系への影響や遺伝子汚染(組み換えたDNAはどんどん拡散する)など、世界中で遺伝子組み換え技術への懸念が広がっています。
日本でも消費者の間で、遺伝子組み換え食品に対して強い不安がありますが、推進派の評論家諸氏は、「安全性審査がきちんとされているから大丈夫」「反対する消費者はレベルが低い」とまで発言しています。
安全性審査については、3年前に市民グループが、殺虫性(BT)コーンの申請書を点検して、実質的同等性が問題となるデ−タやその改竄を指摘しています。今年7月、再度『点検するグループ』を結成、名古屋大学分子生物学の河田昌東氏、農民連食品分析センターの杉田史朗氏らの専門家も加わって、7月より申請書の点検を始めたのです。
申請書と安全性審査に問題あり!!
取り上げたのは、モンサント社の除草剤(ラウンドアップ)耐性大豆の申請書ですが、その内容は、私たちが手を付けたところから早くも綻び始めたのです。
今回公表するのは、その膨大な申請書の一部にしか過ぎませんが、実験方法や解釈の点で科学的と言えるものではなく、更に日本語要約に至っては改竄としかみれず、「この申請書は誰が見て安全と判断したのか?」と思わず問いたくなる内容だったのです。
詳細を科学的にリリ−スします。ぜひお越しください!!
記
日 時 : 2000年9月13日(水)13時30分 〜 15時
会 場 : セントラルプラザ 17階 F会議室(『飯田橋』下車2分)
主 催 : GM作物の申請書を点検するグループ
河田昌東 杉田史朗 粥川準二 村上茂樹
天笠啓祐 里見宏 柳原敏夫
遺伝子組み換え食品いらないキャンペーン
中部よつ葉会 市民セクター政策機構 大地を守る会
連絡先 052−937−4817 中部よつ葉会