著作権法は、元々幻想的ならざるを得ない法律というものの中にあって、この世で最も幻想的な法律です。それは一種魔法ともいうべき性格を帯びている。
それゆえ、そこは紛争の宝庫であって、そしてまた笑いの宝庫でもある。さらに、法律家はそこで、無能の人か或いはクリエイティブな人となるかのいずれかの選択を否応なしに迫られる。
ようこそ、幻想と紛争と笑いと創造のはてしない森へ!
作者:魔法使い ニッポン支部 daba
協力:情報の錬金術師 ooba
昨年5月に半年ぶりにホームページを再開すると言っておきながら、結局また、そのまま何もしないでずるずると1年が経ってしまった。
この間、ホームページに載せる文章を書かなかった訳ではない。書いていたけれど、どうにもこのホームページに載せる気がしなかった。
その最大の理由は、このホームページをやっていると自分が卑しくなってくるのを益々実感するようになったからだと思う。
それはきっと、自分がホームページをやることを通じて、生まれて初めて「大衆」というものと向き合う(ような錯覚を)経験するという目にあったことと密接に関係している。
当初、このホームページを始めるときには、(とりあえず日本語とはいえ)全世界の人たちとのコミュニケーションを夢見て開始したのだが、今はそれを撤回すべきだと思う。
今後、これは、あくまでも特定の人に宛てたラヴレターのようなものとして書く積りだ。
ただ、同時にそれをこんな風な形で公開する以上、これを読んで何か心に引っかかるものを経験された人がいたら、その人との間でコミュニケーションが開かれることを拒否する積りはない。その意味では、ここが依然、世界の人たちに開かれた場でありたいと願う。
私は、この間の休業を通じて、ようやくのこと、ホームページというメディアとつきあうスタンスのようなものを見出しつつある。(98.06.09)
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