はじめに

2003年6月6日


非法律家的法律家というのも、非法律的法律の「はじめに」のとほぼ同じです。

くり返しますと、
一方で、軽々しく、未来を、理念を語らず、現実に対する情け容赦ない批判を貫こうとすること。
これを法律家に応用したのが法律家批判、つまり非法律家法律家の前半部分「非法律家」のことです。

他方で、私たちは、理想(理念)なしには生きていけない存在であり、軽々しい理念依存がどんなに悲惨な結果をもたらすかを重々自覚した上で、どんなに大変であっても、理念に対する探究を放棄する訳にはいかないということ。
これを法律家に応用したのが法律家構築、つまり非法律家法律家の後半部分「法律家」のことです。

言ってみれば、法律家に対する内在的struggle(闘い)が非法律家的法律家の前半部分「非法律家」のことで、法律家に対する超出的struggle(闘い)が非法律家的法律家の後半部分「法律家」のことです。

これまた「言うは易き、行い難し」を承知の上、これと取り組む積りです。