はじめに−−法律の自己証明の場−−

2003年6月14日


法律とは暴力です。
なぜなら、市民が法律の内容に従わないとみなされた場合には、市民が好むと好まざるにかかわらず、その内容を最終的には暴力をもって実現するものだからです。
それゆえ、法律は権力です。

そもそも、権力を振るう立場にあるものは誰でも(国家や企業に限らず、協同組合であろうが市民運動であろうが)、己の立場を行使するために、あらかじめ、自らが正当性を持ち得るものであるという根拠を明らかにしておかなければなりません。
なぜなら、そのような証明があってこそ、市民が好むと好まざるにかかわらず、最終的に暴力や権力を振るうことが初めて容認されるからです。

単に、法律だからという理由だけで、そのような市民の人権を著しく制限することが容認されるものでは到底あり得ません。
その意味で、その証明がない限り、それはただのゴミです。さっさと舞台から退場してもらうしかない。
また、そのような証明がある限りでのみ、それは、自らの存在を主張できるのであって、証明ができない範囲で、それは死ぬ(死文化)しかないものです。

このコーナーは、そうした法律の自己証明というテストを行なおうとする場です。