近況報告

1998.03.07

(・・・自由の森に保存)



大庭さん

メールで質問をいただきながら、失礼しました。

ここのところ、めっきり投稿が減っていると赤城さんも半ば嘆いていましたが、恐らく自森の消滅と共に、自森NGOも消滅の運命を辿っているように思います。
いい加減、自森がまだ生きているなんていうのを前提にしたネットワークはよしてしまう時期にきているのではないかという気がします(きっと、「いくら議論しても虚しい」という気持ちから抜けられないのではないかと思います)。

さて、ご質問ですが、

>  Windows95にするか落ち目のMac.にするか迷うところですが、娘は電子メールとWeb
> サーフィンが出来れば十分なようで凝った事はしないようです。こうした場合、両方
> を使いこなしておられる方はどちらがお奨めなのでしょうか。

正直なところ、よく分かりません(^_^)。どっちでもいいと思います。要は、自分の使い方ひとつにかかっているのでしょう。私みたいに、携帯用ノートパソコンでどこからでも自宅のデータをリモートアクセスできるようにしたいと思うと、Windowsでしかやりようがありません。また、豊富なアプリを利用したいと思うと、その点でもWindowsに傾きますね。
でも、私も独占を目指すマイクロソフトを快く思っていませんから、いずれ、UNIXに転向するつもりですし、こんなもん、あんまり深刻にならずに、要するに道具として使う気分が大事ですね。

> > 赤城さんの体調が回復したら、一度また、みんなで集まりましょう。

赤城さんへ、

体調がよろしくなって、飯能付近まで来られる状態になりましたら、教えて下さい。矢納君や湯口君をまじえて一度、交流しましょう。なお、そのとき、私はこの自森NGOの解散と新しいネットワークの結成の提案をしたい(^_^)と思っています。

>  今週末に宮台真司さんの講演が自森であると言うので、運転手を兼ねて妻と行くの
> ですが、どなたか行かれる方はいらっしゃいますか。

正直言って、ちょっと不愉快な気分になりました(^_^;)。こういう企画はガッコウが立てたものではないと思うのですが、そうだとすると、どうして、こういう企画の情報がこれまで全然伝わってこなかったんでしょうね。自分たちが蚊帳の外に放り出されておかれたような気分です。なにか、秘密の企画にでもする必要があったのか?とひがみたくなる(^_^;)

最後に、先日、日経新聞で藤原新也の初小説「ティングルの入江」の紹介がありましたが、目から鱗が落ちるような話でした。藤原新也はこの10年近く失業していて、えらいビンボウだったかもしれないけれど、しかし反面ものすごく豊かだったんだと思った。「自由と自立」について、いろいろ考えさせられた記事でした。私は、自森という場所から「自由と自立」について学べるものはもう殆どないと思いますが、しかし、藤原新也のこうした生き方から「自由と自立」について考え続けるということは不滅であって、そういうことを考え続けられる場が重要なのだと思います。

さて、先日の朝日の論断に坂本龍一が、音楽著作権を独占的管理しているJASRACに対して、独占的管理を改めよ、という主張を発表していました。今や、世界一の楽曲使用料徴収を誇るこの巨大団体に対して、公然と牙をむけたわけで、坂本の志の強さと勇気に改めてビックリしました。

ということで、私も、マックからWindowsへのデータの移植作業が済み次第、しばらく休業していたホームページを再開しようと思います。ほかの連中がやっていることをいちいち気にしないで、自分のやりたいこと、やらなければならないことだけに目を向ければいいのですよね。そのことの大切さを痛感する今日この頃です。

では、また。 

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