編集委員へのメール

1997.11.17

(・・・自由の森に保存)


佐竹さんへ

メールをありがとうございました。

今、不調で、寝ようと思っていたのですが、このメールを見て、ひと言書こうと思いました。
つまり、このようなメールを読むチャンスに恵まれた私はつくづく果報者だと思いました。なぜなら、ホントは、もっと沢山、このホームページや自森に心寄せている人たちこそ、このようなメールを読む資格があり、またそれを読む幸福を分かち合う資格があると思うからです。

 また、こうしたメールの形式の中でこそ佐竹さん自身のことが余すところなく表現されていて、読む者の心に残るように思いました。
 自己表現というものが自己の内面や言い分を外部に言葉でもってあらわすことだと言われてから久しいですが、そんなもん実は真っ赤な嘘っぱちで、自己表現は自己と他者との向かい合いの中でそのはざまでどうしても言わずにおれなかったもの、思わず刻まれずにはおれなかったようなものだけが自己表現たりうるのだと思うからです。
 だから、こうしたコミュニケーションという中でこそ、はからずも自己表現してしまうのだと思います(ちょうど、木幡氏たちが父母たちとの話し合いの中で彼らの本性が自己表現されてしまうように)。
 だからこそ、私たちのホームページも単発的な投稿というスタイルだけでなく、フォーラムの中での発言みたいな形でも、是非とも採用したいと思います。

とにかく、元気の出るメールでした。

さて、これから寝て、文字通り元気になります。

Copyright (C) daba