在校生(高3)へのメール

1997.07.30

(・・・自由の森に保存)



湯口君へ

> こんちは、夏休み(ナノか?)いかがお過ごしでしょうか

ご無沙汰しています。
メールをどうも。

> お礼(母クンへ)というメールが文字化けしてみれません。
> NetscapeMailでは見れないのですが他の文章で出せば見れるので
> しょうか?
> もし、そこまでしてみる必要も無いようなMailならば再メールは
> 必要ないのですが。できればください。

送り直します。

> いつも、柳原さんからのメールに返事を書いていないのですが読
> んでいつも、自森についていろいろ考えます。すごく深くて長い
> 文章なので読む前にいつも、気合をいれなくてはいけませんが。
> とても、興味深いのでこれからも、がんばって下さい。僕も文章
> を書こうかと思うのですが最近は受験というものが重くのしかか
> っているんですね。まあ、宿命です。

私も殆ど衝動的に書き殴っているので、自分の書いたものがどうなっているのか、よく分かりません。でも、それでいろいろ考えてもらえるのは書き甲斐があるというものですが、しかし反面、それは自森の大部分の先生たちから、もはやそういった刺激を受けないという証ではないのですか。
でも、自分の書いたものに刺激を受けてくれて、その生々しいリアクションがさらにこちらの刺激になって再び書き欲をそそるというのは、最高のスタイルですけどね。
私も大昔、ラブレターでそのことを教えてもらいました、もっとも私の方が受けの側でしたが。それはもう、下手な国語の勉強・授業なんかより、よっぽど漢字も形容詞もことわざも覚えるし、身になりました。
湯口君もしょうもない受験勉強で押しつぶされるんくらいだったら、ラブレターのひとつでも夢中になって書いた方がずっと身になるのではないでしょうか。

ちなみに、うちの息子は受験勉強は一切していません(今も、日光の旅館でバイトしています)。
私が、彼に、日本の大学に行くお金は出すつもりはないと宣言しているせいもあるのですが。これまで彼は、この10代ホントに好き放題遊んだのですから、もう遊ぶのはいいんじゃないか、せめて20代は10年かかろうと構わないから、自分の力で、いったい自分の一生はどこに向かうことにあるのかを、見かけはゴミみたいな生活をしていてもいいから、それを考える彷徨の旅をしてほしいと思います。
だから、そのために、20代の10年がゴミみたいにつらく厳しい時期になってもしょうがない、むしろ、今度の10年間はは思う存分人生の厳しさ(それは単に競争に勝つとか管理に耐えるとかではありませんが)に直面してもらいたいと思います。だから、たかだか1年かそこらのつらい受験勉強で、人生の厳しさをパスなんかさせないようにしているのです(^_^)

> 学校に対して父母が書いた文章を持っているのですが、まだ電子化
> していません。合間を見ながらちょくちょくやるつもりです。もし
> 、早々と見たければメールで。それでは

ご苦労様です。ただ、この文章の作者は書いた父母たちですから、それをデータ化しても勝手にコピーしたり、ホームページに掲載することはできません。ちょっと気をつけて下さい。

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