小森陽一さんへのFAX

1997.06.08

(・・・自由の森に保存)


コメント
皆さんへ

昨日、自森の全体説明会がありましたが、その詳細はまた改めて。
うちのカミさんは、自由主義教育をいちから勉強するぞ、と彼らの話を聞いて、自分たちで作り上げていくしかないと鼻息荒く、申しておりました(このように、もう木幡さん、依田さん、マッシーには頼れないことをこの目でしかと確かめ、自分たちでやるしかないと決意させてくれた彼らに、まず感謝しなくてはなりません)。

それと自森NGOホームページの提案ですが、まだ今回の7名の退学事件の扱いは決めかねていますが、どうしてもやりたいことがあります。それは、自森における暴力の問題です。さしあたって、このテーマで、できれば今回の事件のことに言及せずに済む範囲で、
この問題を取り上げたいのですが、どうでしょうか。具体的には、南寮事件のこと、昨日の全体説明会でもお話しされた、暴力の巣となっていた東寮の改革に乗り込んでいって自ら被害者となって生徒が、加害者と共存する道を模索して実現させていった(豊田さん)の話、その他、様々な自森での暴力の問題を考える論考などです。

是非、ご検討いただき、よかったらいろいろ原稿も下さい(Aさんも書いて下さい(^_^))

以下は、今日、24日の職員会議に乗り込んでいった生徒たちが小森さんちに遊び(心をいやし)に行っているので、小森さん宛に送ったFAXです。




小森さん、先日は遅くまで御苦労さまでした。

それで、今日は、そちらの新居に大挙して自森生が訪問するとかで、大変でしょうが、まあ多摩イーハトーブ農学校みたいな積りで、お迎え下さい。みんなすごくいい連中ですから。

昨日は、自森で、今回の7人の退学処分問題について父母向けの全体説明会がありました。自分たちから心を開いて対話をしていこうとする気が全くない管理職・教師たちがこれを正当化する言葉を並べているだけで、反吐が出るような気分になりました。まさにここもまた「対話の回路を閉ざした連中」という気がしました。

それで、やっぱりかつていじめ(られる)の常習犯であり、「対話の回路を閉ざした連中」を批判しており、自森で名誉が毀損されている小森さんが、今、自森に来てもらう意義を再確認しました。

これから、生徒たちと自由と暴力の問題、「対話の回路を閉ざした連中」の問題など今、自森が抱えている根本的な問題を自主講座でやっていければいいなと思っています。小森さんの来週の企画がそのような講座のまたリーディングケースになればと希望しています。

まあとりあえず、本日は、生徒たちとイーハトーブ農学校をお楽しみ下さい。よろしくどうぞ。

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