卒業生たちとの交流会に参加してみて

1997.5.15

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5月10日に、自森で行なった卒業生たちとの交流会に参加した感想。


                  
                             高3-6父母 柳原敏夫
                                  97.05.15


 5月10日は、1ヶ月分の自森を1日で経験するような目まぐるしい1日だった。朝から授業参観、父母会、右翼の自森来校、父母たちの様々な自主的な活動の報告などなど。なかでも、一番印象に残ったのは、午後2時から行われた生徒と義務者主催の「卒業生たちとの交流会」だった。

 私は、てっきり、いまどきこんな企画をしても誰も集まらないだろうと思っていた、精々数人だろうと。だから、父母会がずれ込んだ分遅れていったのだが、な、なんと生徒たちが随分沢山集まっていたので、ビックリ仰天してしまった。延べで百名くらい集まったらしい。

 私はもう終わりのほうだったので、それまでの話は分からなかった(主催者の矢納君によると、「自森に来て、友達ができない。お互い、うわべは適当に話しても心を開いて話せるような友達がいない。或いは、既に友達になっているもの同士は楽しくやっていて、彼らがオープンでないのでその中に入っていけない」といった悩みがいっぱい出されたという。いかにも今の自森空間の雰囲気をシビアに反映している悩みに思えた)。

 このとき私の印象に残ったのは、この春自森に入学した新入生たち(高1)の発言だった。彼らは自森に来て何が何だか分からない、といった風で、しかし、何とか分かりたいという強い思いで、いろんなことを何度も質問していた。それはものすごく初々しかった。久しぶりに、青春しているという連中を間近に見た気ががした。しかしもし、彼らの生々しい疑問・悩み・不安をぶつけ、共に考えれるような、このような場がなければ、彼らはきっと一人で孤立したに違いない、その意味でこういう場が是非とも必要なのだと思った。だから、矢納君たちの試みはすごく貴重だと思う。

矢納君、引き続き、このような場を開催して下さい。

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