著作権法の見直しは不可避である

11.12/01


コメント
 

著作権法は、個人の創作性を尊重するのだという基本原理とは裏腹に、声のでかい多数派のための法律である。そこでは、声なき個人、弱者である個人の声は反映されていない、徹底的に無視されている。

 

しかし、著作権法が、憲法と同様、「個人の創作性の尊重」を原理として掲げる以上、こうした弱者であるマイノリティの声に耳を傾けざるを得なくなるのは避けられない。それが、著作権法の見直しである。

 

それは、世界史的に同時進行している出来事である。

かつて、最も虐げられ、無視されてきた従軍慰安婦の問題でも、20世紀の終わりになって、取り上げられるに至った。
どんな声なき声も、そこに道理があれば、必ず、人々の心を掴むときが来る。
 

歴史の見直しは、避けられない。

と同様に、著作権法の見直しも避けられないのだ。
 

あとは、我々の頑張りの如何にかかっている。